25歳、生き抜く。

昨日、25歳になった。

四半世紀を生きたことになる。

24歳は激動の年だった。

 

去年の今頃は・・・と書き始めて1つ思ったことがある。俺は過去を振り返る癖がある。

今年の抱負は「過去にとらわれず、今を全力で生き抜く。」「中途半端はやめる。」にする。

堀江さん的な。

 

過去の反省から学びはあるけれど、過去にすがりついてもしょうがない。

今に集中して今を生き抜く。これはとってもシンプルなことだけれども、

今の俺にとってはとても難しい。一流ブランドの企業を離れ、大切な彼女とも別れ、

辛い時につい、過去にすがりつきたくなることもある。

 

そんな時に、周囲の友達にいつも助けてもらっている。

俺は特に何ができるってわけではないけれど、周囲の人には恵まれている自信がある。

 

だからこそ、俺は人とかキャリアに興味を持っているのかもしれない。

最近「生き方」にとても興味がある。

 

人にはそれぞれ人生のストーリーがあって、だからこそ人はそれぞれ価値観が異なる。

俺が普通だと思うことが、他人には普通じゃないし、

俺が自然だと思っていることも他人から見たら自然ではない。

 

しょせん、人は人である。

誰がなんと言おうとそれはあくまでその人の価値観に従って言っているわけであって、それが必ずしも正解とは限らない。

だから俺は自分の価値観を押し付けるようなことは絶対にしたくないし、

他人の言っていることが正しいか正しくないかの前に、あくまでその人の生きて来た人生を元にそれを言っているのだと理解するようにしている。

 

人はそれぞれ違ってていい。

でもその違いを受け入れてお互いの人生がより豊かになるような関係を築いていきたい。

 

25歳。

俺は未だに「人生をかけてこれをしたい」という明確なものに着手できているわけではないけども、

俺が関わることで、「その人の人生のストーリーを浮き彫りにして、何かしら生き方に関わることをしたい」と思っている。

もっと人の感情とか覚悟に向き合っていきたい。

 

中途半端はやめる。

この1年の目標である。今はUXデザイナーおよびグロース担当として働いているが中途半端である。

まだ実家にいるし、恋愛関係もずるずると引きずってしまっていて中途半端である。

 

25歳は自分の生きる方向性を決める上で非常に大切な年になると思っている。

より一層自分と向き合いつつ、周囲の人を大切にして、自分の軸をしっかりつけていきたい。

 

全力で、生き抜く。

SamSmith “Restart”

デザイン思考で大切なことは全てIDEOから学んだ。

※この記事はメモ帳にたまっていて過去にアップしてなかったもの。

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以前、IDEOと組んで新規事業を企画したことがあった。

まだIDEO Tokyoができたばかりの頃で、後から振り返れば貴重な体験すぎて自分でもびっくりだ。

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そこでデザイン思考を実践してみて、やってみて初めて彼らから学んだところがあったので書き残すことにする。

大きく3つに分けて記す。

 

①ホットなチームの作り方

“偉大なアイデアは、偉大なチームから生まれる”

この考え方はGoodpatchが大切にしていることの1つだが、デザイン思考をスムーズに実践に移すにはホットなチームがないと始まらない。

観点として「チーム構成」「チームビルディング」「働く環境」の3つを例として出す。

・チーム構成

違う部署/チームの人を集めて組織横断のチームを作ることが重要。

イノベーションは多様性のあるチームから生まれやすいという統計にもあるように、あらゆる専門性のある人が集まった方が共感におけるインタビューの観点や、創造・コンセプティングにおけるアイデアの出し方が異なるので、その分アイデアの幅が広がる。そしてプロトタイピングをしていく際に必要なスキルセットが異なるので助かる。(プロダクトデザイン・ソフトウェア開発・動画作成・材質・設計等)実際に自分も部署横断型で年齢も下は23歳、上は43歳という環境だった。IDEO側もインタラクティブコミュニケーション・広告・ギーク・動画屋さんなど様々な経験を積んだ人が集まった。

・チームビルディング

誰がコアで進めていくかを明確にし、Face to Faceで会うことが重要。

なぜならコミュニケーションは発する言葉・書く言葉以外のジェスチャーや顔・身振り手振りなど微妙な感性が占める割合が大きいからである。意識のずれを生じさせないために最も重要なことだと感じた。

2ヶ月の集中プロジェクトであったが、少人数のコアチームと20人ほどのエクステンドメンバーに分けてプロジェクトに臨んだ。コアメンバーは週に3日ほど顔を合わせて週1~2でIDEOオフィスに乗り込んでいた。

面白かったのは一番最初に、プロジェクトが終わったらどんな状況・心境になっていたいかをみんなでシェアしたワークショップだった。また、ほとんど英語で進むので自分が英語と日本語の通訳をする必要があった。英語を話せなくてもコミュニケーションを取ろうとする気概も重要。

・働く環境

オフィスの環境で生産性も創造性も向上する。そう実感した。

IDEOのオフィスは木造リノベーションがされていて日光が差し込みとても明るい。また、ポストイットとそれを貼る台紙が大量にあり、いつでも議論をまとめることができた。

明るくて開放的なオフィスがコミュニケーションを活発化させ、発想が豊かになる。

Unknown

 

②デザイン思考のプロセスを回す時に気をつけること

プロセスの詳細を書くことはできないが、いわゆるデザイン思考の王道を実践した。

テーマ設定→共感/観察(Empathy/Observation)→問題定義→創造(Sacrificial Concept/How might we)→領域を絞る→アイデアのブラッシュアップ→プロトタイピング→ユーザーテスト(検証)そして改善→幹部向け最終プレゼン。

Unknown

デザイン思考研究所さんから借用

上記のプロセスの中で特に気をつけたほうがいいことを2つ書いておく。

・共感から得られた結果を定義する場合

共感から得られた結果をラベリングしてまとめるとき、そのラベリングする「言葉」はその領域のドメインを決めてしまうものなので慎重につけなければいけない。例えば In-Home-Communicationと定義するとき、Family Communicationと定義してしまうのとでは、ブレストをする領域が全く異なる。前者は家電や部屋が印象として強いが、後者は家族に焦点が行っているので、同じインサイトを共感から得ても、印象が全く異なる。

・定義した領域が複数出てきた場合

大体の場合、定義した領域が複数出てくると思う。そこでどのような基準で決めるべきかというと、その部署のミッションと照らし合わせるのである。とても単純なことだが、迷ったらその部署/チームが会社として達成すべきことは何か?という視点に帰って複数の選択肢を削っていくのがベターであると思った。そうすることでコアな部分がぶれないし、幹部と共通認識を醸成しやすい。

 

③アイデアが出て、プロジェクトが終わったあと

実はここはあまり注目されないが、とっても重要な部分であり、かつとても大変な部分であった。

・事前に市場に出すまでの組織構造を決めておくべき。

 IDEOとのプロジェクトが終了してアイデアを得たわけだが、そこから各事業部に引き渡すのか、横断チームのままやるのか、課長チームに割り当てるのか決まっていなかった。つまりR&Dが独立して存在して、成果を各事業部に振り分ける形式をとるか、部署ごとに中でR&D機能を持つか決まっていなかったのである。

結果、最終アイデアに対して担当を割り振って進めていくことになったが、自分が本当にやりたいアイデアに対してアサインされるような体制をとることが大切だと感じた。

・幹部とは常に接触しておいた方がいい。

プロジェクトを回して回して、最後に幹部にどーん!ってやるよりも、途中途中で幹部に報連相をすることがとても大事。目指している方向性が会社のそれと一致しているかは途中で判断を仰ぎながらやったほうがいい。LeanUXの考え方に似ているが、全員が共有認識を持つことは難しく、重要なことである。

 

-最後に

自分は様々な世界のデザインコンサルティングファームを見てきたが、中でも特にIDEOの人たちは「デザイン思考がゴールにならないよう」に進めていく客観性を持った人たちであった。デザイン思考で超有名なIDEOだが、だからこそデザイン思考が全てではないことを知っている。あくまで、デザイン思考は「ツール」に過ぎず、そのアイデアを市場に出して社会を変革して初めてイノベーションと言う。そんな気概を持った熱くてスマートな人たちであった。

今度は同じような業界として、デザインの大切さを世の中に浸透させていきたい。

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そしてこの記事をアップした今、デザインの大切さを浸透させていく会社で働いている。不思議だ。